・屋根カバー工法とは!?
古い屋根を剥がして処分する手間と費用が掛からない為、工事費用と工事期間を抑えることができます。
一般の住宅では、軽い金属屋根(ガルバ二ウム鋼板)をかぶせる工事が主流となります!!
本来の屋根カバー工法の目的は2つの防水機能を新しくすることです。
2つの防水機能とは、防水シートと屋根材のことです。
屋根カバー工法の最初の手順は、既存屋根の上に防水シートを張る作業から始まります。
防水シートはルーフィングや下葺き材とも呼ばれ、最終的に雨漏りを防いでくれる大切なシートです。
防水シートを張ったのちに、金属屋根を張る手順になります。
金属屋根自体も防水機能が備わった構造になっております。
この防水シートと屋根材の2つが新しくなることで長期に渡り屋根本来の機能を取り戻すことができます。
・差し込み葺きの屋根カバー工法
最近古いスレート屋根に金属鉄板を差し込む工法を屋根カバーと呼んで催促されています。
差し込み葺き工法と呼ばれる工法です。
この工法は本来の屋根カバー工法と全く性質や目的が異なる工法です。
差し込み葺き工法は、古いスレート屋根の上に【コの字型】の鉄板を接着剤で張るだけの工法です。
したがって、防水シートは古いままで、新しく重ねる鉄板には防水機能が備わっておりません。
この工法が本来の屋根カバー工法と勘違いをされていたら、要注意です!
瓦屋根:カバー工法の条件として屋根面がフラットな状態でないといけません。
瓦屋根のように波立っている形状の屋根にはカバー工法は行えません。
瓦屋根は重いので、荷重を付加するカバー工法は適していません。
しかし古いトタン屋根は屋根下地である野地板が傷んでいることが多く屋根カバー工法をしたくてもできない場合多数あります。
劣化が進んでいるスレート屋根:たとえスレート屋根であったとしても劣化が激しく進んでいる場合は屋根カバー工法ができない場合があります。
理由は先程の金属屋根と同じです。
例えば築40年が過ぎている場合は屋根カバー工法ができない場合があります。
また雨漏りが生じている屋根も屋根下地が傷んでいることが多く、屋根カバー工法を避けた方がいい場合もあります。
・屋根カバー工法の最適なタイミングは!?
築10年~20年未満のスレート屋根、カバー工法を実施するのに最適なタイミングです。
2000年代初頭に流通していたスレートには従来のスレートと違いアスベストが含まれておりません。
この頃発売されたスレートは、アスベストを含むスレートに比べて頑丈さに劣ります。
割れやひび、はがれなどの不具合が比較的多く発生しています。
放置しておくわけにはいかない状態になっていることもあります。
・築20年が経過したスレートは屋根カバー工法の適正時期です。
ただし築30年を超えるころには屋根の劣化状況がかなり進んでいる場合があります。
その為、通常カバー工法ができずに野地板増し張りカバー工法や葺き替えを選択せざるを得ない場合もあります。なおこの時期の製造されたスレートはアスベストが含まれています。
アスベストが含まれているスレートの葺き替え工事費用が高額になる場合がありますが、株式会社ライフではしっかり劣化状況を確認しお客様の意向を尊重し高額にならないよう且つ丁寧な施工を行います。
屋根の劣化が進む前に屋根カバー工法の検討を行うことをおすすめいたします。
・カバー工法のメリット・デメリットについて
メリット:工事費用の安さ・短い工事期間
古い屋根を残したまま屋根全面をリフォームでき撤去処分費用も抑えられます。
特にアスベスト入りのスレート屋根の撤去費用は高額になる場合があります。
屋根カバー工法は葺き替えに比べて短い期間で行えます。
工事日数はおおよそ7日~10日ほどで完了します。
屋根カバー工法を行うと新しくかぶせる屋根の重さが加わる為屋根全体が少し重くなります。
ただし、耐震性への影響は軽微とみなされているのでご安心ください。
屋根カバー工法は屋根を完全にリフレッシュさせる工事ではありません。
古い屋根の下地はそのまま再利用します。
その為、屋根下地の劣化が進んでいる場合にカバー工法ができない場合もありますのでしっかり点検を行い、適格なご案内を行います。
カバー工法についてお伝えしてきました!!
皆様のご自宅の屋根の状態はいかがですか!?
株式会社ライフでは、お客様のご不安をしっかり解消しお客様にあった施工を行いますので、いつでもお気軽にご相談ください!!!